Shun-kin

深津絵里が出る舞台「Shun-kin」*1を見にバービカン*2に行ってきました。

こっちに来てから全然舞台とか見てないんですけど、これはなんとなく見てみたくなったんです。原作である谷崎潤一郎の『春琴抄』も読んだことなかったんで(というか谷崎は全く読んだことがない…)、ネットで粗筋だけ調べました。
日本語での上演(英語字幕つき)なので、日本人が多いのかと思っていたら全然、日本人以外の観客がほとんどでした。字幕が舞台横の電光掲示板に表示されるので、舞台の動きを見つつ字幕を読むのはけっこう大変だったと思います。
日本語のセリフ(しかもこんな話)を英訳でどこまでわかるのかなと思っていたのですが、かなり簡潔な英訳になっていました。「(春琴の佐助に対する行為を)つまりS&MでいったらSである」という場面で笑いが起きたのはこの国だからですかね…。
あとは、畳の移動から松の木までセットは全て俳優がその場で作り出していたりして、その臨機応変さが面白かったです。
内容が内容だけに、見終わった後「楽しかった〜」とは思えませんでしたが、見てよかったです。というか原作読みたいので、お持ちの方はよかったら貸してください<(_ _)>

*1:初演は2008年2月ですが、再演するみたいですね。→世田谷パブリックシアター

*2:劇場、コンサートホール、ギャラリー、映画館などロンドンの複合文化施設