だからこの国は…

今週末は、テロ未遂事件が頻発しました。

英警察は29日記者会見し、ロンドン中心部で同日未明、駐車中の車からガスボンベなどに仕掛けをした大量の爆発物が見つかったことを明らかにした。警察は「爆破された場合、相当数の死傷者が出ていた」と指摘、大規模な爆破テロ未遂事件として捜査に乗り出した。27日にブラウン新政権が発足した直後のタイミングで、背景に政治的な狙いがあったとの見方も出ている。
 ロンドン警視庁テロ対策部のクラーク部長によると、29日午前2時前、急病人の処置のため市中心部のナイトクラブに出動した救急隊員が、近くに止められていた車から煙のようなものが出ているのに気付き通報。警察官が車内を捜索したところ、大量のくぎと複数のガスボンベのほか、容器に入った60リットルのガソリン、起爆装置が見つかり、爆発物専門班が処理した。不審な車が道路脇のごみ箱にぶつかって停車し、運転手が慌てて逃げ出したとの目撃情報もある。(時事通信

最初の事件はピカデリーサーカス。会社からは歩いて10分くらいのところです。この事件のあった金曜日は午後にも近所で同様の不審車が発見され、近隣の道路は閉鎖、地下鉄・バスは大変だったようです。
その翌日も事件は起きました。

英北部スコットランドグラスゴー空港で30日、空港ビルのガラス扉に四輪駆動車が突入して炎上した。現地警察当局では、前日のロンドンでの自動車爆弾発見と関係があると見ている。
 警察は激しい火傷を負った1人を含む男2人をグラスゴーで逮捕。その後、英北部の道路でさらに2人の身柄を拘束した。
 現地の警察幹部は記者団に対し「グラスゴー空港での事件は前日のロンドンでの事件と関係していると考えられる。明らかな類似点があり、テロ事件として扱われていることを確認する」と述べた。
 ブラウン英首相はこの日、閣僚らによる緊急治安会議を開いた。英内務省は、国内のテロ警戒レベルを最高の「クリティカル」に引き上げた。(ロイター)

そんな事件があった翌日(7月1日)、仕事でアイルランド出張があったんです。日帰りで。
当日朝起きて事件を知ったんですが、こんな事態なんだからきっと空港でのセキュリティチェックが厳しくなると思ってかなり早めにヒースロー空港に行ったんです。
そしたらいつもとかわらないチェック体制なんですよね。テレビではグラスゴー空港の臨時ニュースばかりやっているというのに。

心配しすぎたかと思ってぼんやり飛行機を待ってたら、搭乗時間直前に突然出発時間が30分遅くなるというアナウンスが。なんでも使う機材の到着が遅れて…とかいう話で。まあ、グラスゴーのこともあるので、しょうがないか…と30分待って飛行機に乗りました。

早起きしたので、すごく眠かったんですよ。搭乗直後に眠ったみたいなんですが、30分後に目が覚めても飛行機はまだ離陸していませんでした。あとで一緒に行った上司に聞いたところ、「乗り遅れた人を待っているので離陸が遅くなります」というアナウンスがあったとか。

もともと30分遅れてるんだから、それでも乗り遅れた人はほっときなさいよ…。

まあ、そんなこんなで1時間遅れでアイルランドのダブリン空港に着きました。



仕事をすませ、帰ろうとダブリン空港で待っていると…

Boading(搭乗)の表示が出ているのに、ぜんぜん搭乗できる気配がありません。何も説明されないまま、30分待ってようやく搭乗。1時間のフライトはあっという間でした。

で、ヒースローに無事着いたんですが、飛行機降りる時って、飛行機と空港をつなぐ連結式の通路を通りますよね。
その通路の空港側のドアが開いてなかったんです。確認してるはずなのに。お粗末にもほどがある。
乗客が先頭から伝言ゲームのように「ドア開いてないよ」と伝え、あわてて係員がドアを開けに行きました…。
テロとかいう前に…

航空会社として仕事適当すぎるでしょ、bmi




そんなわけで私は元気です。みなさんご心配ありがとうございます。