ワデスドン・マナー


ワデスドン・マナーに行ってきました。
一応仕事だったのですが、ちょっとした観光気分で。ロンドンからは車で約1時間半です。
もともとはロスチャイルド男爵が趣味で蒐集した数々の美術品を展示するために建築された邸宅で、男爵の没後はナショナル・トラスト(史跡や自然美の保護団体)に寄付され、一般公開されている美術館です。
建物の中は美術品が展示されており、ガイドさんつきで見学しました(ガイドが英語なので半分くらいしかわかりませんでしたが)。各部屋が男爵の趣味と思われるフレンチテイストの調度品で飾られており、天蓋付きベッドのゲストルームや、最近では政府主催の晩餐会などに使用されたという豪華なダイニングルームなど、かなり興味深いものばかりでした。
外観もステキです。

午前中建物内を見学した後、午後は庭園を歩きました。
この庭園がまた広い!!
先日行ったハイド・パークくらい?

個人の邸宅としてはありえない大きさです。

どこまで行っても芝生。広すぎ。

庭園を管理する作業員さんがたくさんいるのも、この広大な庭園を維持するためには必要なのでしょう。

写真のようなオブジェもたくさんありました。

この時期は水曜から日曜が一般公開日で、この日はほぼ貸切の状態でした。快適。

庭園のツアーもガイドさん付きでした。

写真にはないですがバラ園があり、大輪のバラが花を咲かせてました。
バラって品種によって匂いの強弱があるんですね。

バラ園の他にも花壇が。

こんな花壇以外にも南国の植物で作ったトロピカルなコーナーもありました。

噴水も何ヶ所かありましたね。

ワデズドン家の紋章をかたどった花壇も。

他にもなぜか動物園というか、公園内にありがちないろんな鳥を展示しているコーナーがあって、これがまたみんないい声で鳴いてるんですよ。
一層自然の中にいるような気になりました。

ふくろうが網を張って魚を捕まえているという、日本人には考えつかなさそうなデザイン。

「マナー・ハウス」ってこっちではよく小旅行で行くという話を聞くのですが、「領主の邸宅」という意味なんですね。
恥ずかしながらマナー(manor)をmanner(作法・行儀とかのマナー)だと思っていて、これまで意味がつかめていませんでした…(恥)。

今回もガイドさんの説明があまりわからず、美術品がどんな背景でここにあるのかなどがいまいち理解できなかったのが悔やまれます。機会があればまた行きたいですね(そして説明をじっくり聞きたい)。

ロンドン近郊のお出かけにぴったりの場所だと思います。園内にレストランやカフェもありますし、旅行の際にはぜひ*1

*1:日本語のページもあります http://www.waddesdon.org.uk/