コーネリアス

 コーネリアスのライブに行ってきた。
 前に見たのはもう10年前、まだ学生だった。今回の「SENSUOUS」ツアーは、日本・アメリカ・ヨーロッパと各国を公演。ロンドンでは今日が唯一の公演だった。
写真は今日のライブ会場「KOKO」。
 開演は19:30。余裕の時間に家を出たのに地下鉄が遅れており、しかも乗り間違えたりして結局駅についたのが19:30だった。焦って気持ち小走りに駅の出口から出て目の前のライブハウスにつながる横断歩道歩く私の目に入ったのは、イギリス人(たぶん)と歩く日本人男性。背が高くしかもすごく細い。「こいつ絶対ゲ○に違いない」と勝手に思って横顔をよく見たら、カジくんだった。
コーネリアスファンならきっと誰もが知っているであろうカジくん。なのにふつうに歩いている。まわりは誰も気づいていない。この時点で私は「写真?サイン?握手?」と考えながらも結局話しかけることができず(shyなので)、ゲスト入口(といってもロープで仕切られているだけ)に向かう彼の横を素通りした(カジくんは普通に荷物チェックとか受けていた。VIPなのに)。その後も何度かカジくんを見かけた。写真くらい撮っておけばよかった。非常に悔やまれる。
 中に入ると開演時間なのにお客は50人くらいしかいない。人の少ない2階の最前列を確保した。さすがのコーネリアスもこっちじゃ人気ないのかと思ってたら、いつになってもライブが始まらない。なるほど、時間通りにはじまらないイギリスらしく、ここでもその影響が出ているようだ。20時にようやく前座のバンドがライブを始め(前座のくせに5・6曲も演奏した。しかも微妙)、メインのコーネリアスが演るころは21時近くだった。さすがにこのころになるとフロアは人であふれている。観客は日本人7割:その他3割といったところ。やはり日本人の割合が多い。私の両隣も日本人だった。

ライブはとてもすばらしかった。「SENSUOUS」以外にも、それこそ10年前とかの曲もやってくれて、昔からのファンとしては大感激(隣の若いカップルの男子がいちいち解説をするのがすごくウザかったけど)。あの小山田君の猫背でギターを弾く姿も昔と全然変わっていない。かわいいなあ。

それはそれとして。

こちらではカメラチェックがないらしく、好きなだけ撮影ができた。最初から最後まで動画を撮り続ける人や、ことあるごとにフラッシュをたく人など、日本では考えられない光景が続いた。
私も張り切って撮ろうと思ったのだが、明るさの調整がうまくできず、1枚撮っただけであきらめてしまった。
もっとがんばって写真を撮ればよかったと今になって思う。後悔先に立たず。

ライブは23時前に終わった。遅い。
もっと早く始めろっつーの。