eonnagata

シルヴィ・ギエム「eonnagata]を観にサドラーズ・ウェルズに行ってきました。

私にとってシルヴィ・ギエムといえば…、
・大学時代の先輩(女子)が好きだったなあ
・バレエのすごい人なんだよな
ぐらいの知識しかなく、本当になんとなく見に行ったのですが、すごく面白かったです。主人公は18世紀に実在したスパイで、あるときを境に女性として生きた男性だそうで、タイトルの「eonnagata」は「e+女形」なのでした(詳細はよくわからず…)。

この日、私の席は人生初の最前列ど真ん中!
デカいイギリス人に阻まれることなくのびのび見れると思ったら、目の前には大量の固定マイクが…、邪魔。それでも充分1列目を楽しめましたが。
あと、変な衣装だなあと思っていたらアレキサンダー・マックイーンだったりして、ちょっと驚きました。いやステキな衣装でしたよ(フォローになってるのか…)。

翌日会社で秘書さんに「eonnagata」の話をしたら、秘書さんは2月の初演を見に行ったそうで、そのときはあんまり面白くなかったとか。
日々観客の反応を見て演出を変えているという話があったので、おそらく私が見た時は秘書さんの見たころと比べてだいぶわかりやすくなっていたのではないでしょうか。お芝居と違って、セリフのないダンスでストーリーを表現するのは難しいですね。
…いや、正直私が見たときでも事前にプログラムを見ていなかったらさっぱりわからなかったと思いますよ。


それにしても、あんなに軽やかに舞台を動き回れるなんて、並みの人間ではできませんね。体重を全く感じさせない体の動きが素晴らしいです。
今までは白タイツの印象が強すぎて、バレエは観なくていいと思って生きてきたのですが、今回のシルヴィ・ギエムを観て、俄かにバレエに興味がでてきました。